面接はポジティブ思考で臨む
転職に失敗する事例を探すよりも、成功した事例を参考にした方が良いのは言うまでも無いですが、転職に成功する秘訣10個が紹介されていますので、見てみましょう。
転職に成功するための10の秘訣
http://forbesjapan.com/articles/detail/7269
転職に成功する秘訣と言いますか、面接に効果的な事と言った方が良いですね。
- 推薦状は自分を心から褒めてくれる人からもらう
- 職務経歴書は読みやすさを重視する
- 前に勤めていた会社のことは褒める
- 自分の職歴をネガティブに話さない
- 面接の冒頭からしゃべりすぎない
- 職探しが難航していることを嘆かない
- 自分の弱みをさらさない
- いくら欲しいかを早々に提示しない
- 結果がなかなか出なくてもイライラしない
- 手当たり次第に履歴書を送らない
要するにネガティブ思考ではなくポジティブ思考で面接には臨みましょうと言う事ですね。
それぞれ面接のポイントを見ていきましょう。
推薦状は大学職員や経営陣への転職でもない限り日本国内では殆ど有りませんので、参考にはなりません。
新卒採用時の大学推薦や教授推薦においても、大学推薦や教授推薦ですので大学側や教授に頼むしかありませんね。
職務経歴書は読みやすい方が良いですが、分かり易さ重視の方が良いでしょう。
読みやすいが何をやってきたかが伝わらなければ意味が有りません。
字が小さくても、文字数が多くなっても伝えたい事はシッカリと書きましょう。
以前の会社を褒めて職歴にネガティブにならず喋り過ぎない方が良いとなっていますが、こちらも限度が有り、面接官から「じゃあ何故辞めたの?」と言う質問をされて矛盾した答えを述べてしまう事になります。
例えば、
「待遇などに少々不満は有りましたが仕事は面白く、様々な事を学び自分自身成長したと感じております。現状として満足している部分も有りますが、より幅広く大きな事業に携わり、評価されたいとも感じており転職を考えています。」
部分的に自分自身に置き換えて面接で使って見てください。
この後の面接官の質問としては、
「待遇に不満があったのですか?」
「どの部分が成長できたと思いますか?」
辺りですので、返答がスラスラ出てくる様にして下さい。
希望給与を早々に提示しないと言うよりも、聞かれたら答えれば良いだけで、
「ではお座り下さい。」
「はい、私は月50万円以上欲しいです。」
何て失礼な応募者は見た事が有りません。
職探しが上手くいかずイライラしている人は、まずストレス発散する事が先決で、少し転職活動を辞めて筋トレやランニングなど運動をしてからの方が良いでしょう。
手当たり次第に履歴書を送らない方が良いとなっていますが、入りたい企業の求人が重なったのであれば複数送った方が良いです。
知人を介して仕事を得る人のほうが圧倒的に多いのだから。と書かれていますが推薦状と同じく日本国内では少ないです。
最近ではリファラル採用なる採用方法も多く聞きますが、コネ入社とは少々異なり米国のリファラル採用ともシステムが異なります。
最後に自分の弱みを晒さないですが、これは当然晒しません。
生物学的に考えると、自分の弱みを赤の他人に教える事はあってはなりません。
欠点は他人に教える事では有りません。上手くかわしましょう。
例えば、
「御自身の長所と短所を教えて下さい。」
「仕事上のミスは無いのですが、結構緊張してしまうタイプかも知れません。プレゼンの後などは汗でワイシャツが・・・などといった感じ。」
全く何も考えずに面接に行く事はお勧めしません、少しは企業側の事を調べてから面接に臨みましょう。
「いくら欲しいですか?」の質問では、
「現在幾つか面接を受けていますが、大体これ位ですので、出来ればそれ位欲しい処です。」と答えましょう。
実際の市場価値ですから嘘では有りませんよね。
それより低いので有れば、その企業にあなたは評価されていないと言う事になります。
面接は第1印象で決まる?
採用面接で高評価を得るには何が重要なのかを科学的に分析した記事が有りました。
「採用面接で高評価を得る仕組み」が科学的に解明される
http://www.lifehacker.jp/2017/02/170219_20170219_honcierge_recruit.html
色々と書かれていますが、心理学によると人は初対面の相手に対して1秒で評価を下しており、最初に「敵か味方か」判断し、次に「使えるかどうか」を判断するとなっています。
最終的に第1印象が良ければ最終的な評価も高くなり採用される可能性も高くなるとまとめられています。
そんな事は分かっていると思った方は大当たり、そんな事は分かっています。
その会社の求人へ応募している時点で少なくとも敵意は無い訳であり、更にどうしても入社したい企業であれば尚更『私は味方オーラ』を増して面接に臨んでいる応募者が殆どでしょう。
採用面接は面接官が応募者の第1印象を判断するだけでなく、面接官の第1印象も応募者が判断する訳です。
では、何故『私は味方オーラ』を出しているのに不採用になったり、選考辞退や内定辞退と言う事態に陥るのでしょう。
以前、容姿が良い人ばかりを採用する見た目採用の事を書きましたが、経験者採用なのに未経験者を採用する多くの理由は見た目採用です。
面接では見た目、容姿など美人・可愛らしい・イケメンが有利な場合がある
この見た目採用は、第1印象によって最終評価も高かったと言う良い事例では無いでしょうか。
第1印象だけで採用する事が多くなると、店舗単位、営業所単位、事業部単位、果てはチーム単位に至るまで、格好だけ同類の容姿が似たもの同士で上っ面だけ似ている社員で溢れかえっている現場になります。
しかしながら、応募者側は格好だけ同類の容姿が似たもの同士で上っ面だけ似ていると感じたからと言って入社を決めたりはしませんよね。
特に中途採用の求人に応募すると言うことは、現状を何かを変えたい場合が多く、逆に同類嫌悪の方が強いかも知れません。
ですから、企業側は採用担当者となる面接官を複数配置したり、世代別に面接官を変えて何度か面接を行ったり工夫する訳です。
何しろ格好だけ同類の容姿が似たもの同士で上っ面だけ似ている社員ばかり集めると事業が滞りますから・・・何の発展も成長もない。
この様に第1印象だけで何かを決定してしまう事は殆どありません。
ここ迄書いておいて何ですが、第1印象は良いに越したことは有りません。
企業の採用担当者数人が転職エージェントの連れてくる応募者は絶対に採用しないと言うので理由を聞いてみました。
「転職エージェントは数を連れて来てくれるのは有り難いが、全員目が死んでる」
こういった理由が意外と多いのです。
特にアノ会社は酷いと実社名挙げて愚痴を延々聞かされました。
空白期間は短い方が良いと多くの人が忠告していますが、空白期間が長くなると段々目が死んでくるからです。
特に連続で不採用になったりすると、社会や会社の所為にして攻撃的な目になっている場合が有ります。
攻撃的で目が死んでいる応募者を採用したいとは思いませんよね?
ですから空白期間が長くなってしまうと、余計に無職期間が長くなってしまうのです。
目が死んでしまう前に、転職先を決めましょう。