「申し訳ないが、本日をもってこの会社は倒産します。それに伴って社員全員解雇となります」
こんな言葉聞きたくないが、昨今の経済事情では多くあるのも事実です。
私の友人も数年前、会社がいきなり倒産してしまいました。
彼は経営陣に近く会社の財務事情にも詳しかったので、経営が悪い事を薄々は感じていたようですが、ショックであることは間違いありません。
倒産なので、彼は取引先に謝罪を兼ねて挨拶廻りの旅に出るのですが、そこで取引先に言われた言葉が
「ウチでやってみない?」
挨拶廻りに行った筈が就職活動になってしまったようです。
それも彼の人柄や信頼度と技術を買われていたからですね。
しかし彼は自分ではなく可愛い部下達を次々と声をかけてくれた会社に紹介斡旋していきます。
向こうの企業も彼が言うならということでスムーズに採用が決定していったそうです。
倒産する事を感じていた友人よりも、いきなり解雇された部下達が心配だったと話していましたね。
では友人はどうしたのか?
もともと人脈が広い人でしたが、様々な会社に部下を送り込んだおかげでフリーランスとして仕事が舞い込んできます。
私は彼の能力を知っているので、どこか企業に入れば良いのにと言うのですが、様々な人と会い、多くの企業に出入りできる現状が楽しいらしい・・・それに元部下が未だ心配らしい。
彼は何時も言っています。人脈は本当に重要だ、使えない人材はいない、対等でWinWinの関係じゃないとダメだ。
何だか歩く自己啓発本みないな彼だが、やはり最近の人はコミュニケーション能力に乏しいと感じているようです。
やりすぎだろ・・・と思う反面、尊敬する部分は非常に多い。
リファラル採用などと呼ばれる紹介や推薦による採用方法ではありますが、数年前に会った時には一度就職した後でした。
今度は先輩が在籍する会社が人手不足なので来て欲しいと言われて入社したがすぐ辞めたとのことです。
なんでもアリだな・・・と思う反面、変わったなと感じる部分も多い。