給与が上がらない要因は上司世代?
給与が上がらない…。国民生活基礎調査によると、1世帯当たりの平均所得は1994年から下がり続けているとか。こんなに頑張っているのになぜだ~? 人事コンサルタントの城繁幸さんに聞いた。
「日本企業が採用していた年功序列型賃金は定期昇給や出世を前提として、若いうちは給与を低く抑えています。このモデルは事実上破たんしているのですが、すでに出世している世代の給与を下げたり、降格させたりするのは、労働組合との交渉や法律のしばりなどで難しい。そこで、成果主義など新しい制度を導入して、新入社員や役職のない若い世代の定期昇給を制限したんです」
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20120609-00024010-r25
一般家庭の給与所得が徐々に下がってきていますが、若者世代の給料が上がらない原因は、上司世代が多いからという話題ですね。
実際これは当たっており、先日公務員やNTTが発表したように、若者世代の昇給を抑えて定年を引き上げると決定した企業があるほどですね。
こういった制度を用いるのは古い企業や大企業ほど多いのは当然ですね。
なぜならバブル期に給料を上げたり、年功序列で高収入の社員が多いからです。
労組や法律があるので、意味もなく給料を引き下げたりリストラすることは出来ませんので、ある種仕方ないと言えるかもしれません。時代は変わったのです。
では若者世代はどうしたら給料を上げる事ができるのでしょうか?
記事では研究職やデザイナー、コンサルタントが挙げられており、こういった自分の腕次第で評価を受ける職種が良いとの事です。
医師や薬剤師を目指し大学を選ぶ人も多いですし、先日書いたようにWebデザイナーの需要も増している。
コンサルタントは、ここ数年転職独立する人が増加しています。
時代の流れといいましょうか、現在だけでなく近い未来を見据えた人はさっさと転職していますね。
医師が少なくなる、薬剤師が薬のEC販売に必要、インターネットが普及しユーザビリティが重視される、などなど敏感な人は行動が早いですよね。
よく平均年齢が高ければ、雇用が安定しており定年まで働けると考えてしまいますが、実は若者世代が入社しても給料が上がらないため、その世代がポッカリ辞めてしまっている可能性もあるので注意が必要です。
50、60代が多く、40、30代がおらず、新卒の20代がポツポツ・・・そんな企業みたことあるでしょう?