就職したい企業ランキングと就職したくない業種ランキング
リスクモンスターが第3回就職したい企業・業種ランキングのアンケート調査結果を発表しています。
第3回 就職したい企業・業種ランキング
http://www.riskmonster.co.jp/rm-research/pdf/20170324.pdf
就職したい企業・業種ランキング
- 地方公務員
- 国家公務員
- ソニー
- JR東日本
- 任天堂
- JR東海
- JR西日本
- 資生堂
- 森永乳業
- 講談社
1位と2位が公務員のワンツーフィニッシュなのは何時も通りなのですが、昨年と比較するとかなり減少しています。特に地方公務員の減少幅15.1ptと減少幅としても1位となっています。
何故公務員の人気が下がっているのか分かりませんが、それだけ魅力的な企業が増えたと考えましょう。
さて、その魅力的に見える企業がソニーや任天堂、JRグループが上位となっています。
ソニーは11位にもソニーミュージックエンタテイメントが入っており、就職したい理由が『ソニーが好きだから』と言う企業冥利に尽きるお言葉を頂いている。ソニーブランド健在ですね。
任天堂や18位のオリエンタルらんどの就職したい理由も同じ様になっています。
就職したい企業があれば就職したく無い企業も在り、企業名出すわけにも行きませんので就職したくない業種ランキングが掲載されています。
就職したくない業種ランキング
- 小売・外食(コンビニ・スーパー・百貨店・外食など)
- 金融・法人向けサービス(銀行・証券・クレジット・保険など)
- 公的機関・士業(公務員・JA・士業など)
- 自動車・重機械(自動車・自動車部品・二輪車など)
- 運輸・物流(鉄道・空運・海運・陸運など)
- メディア(広告・新聞・出版・印刷など)
- IT・情報通信(IT情報サービス・通信サービスなど)
- 建設・不動産(建設・不動産・建材など)
- エンタメ・レジャー(音楽・映画・ゲーム・テーマパークなど)
- エネルギー・資源・素材(石油・電力・ガス・鉄鋼・化学など)
- 生活用品・サービス(医薬品・化粧品・スポーツ用品など)
- 電機・精密(白物家電・パソコン・電子部品など)
- 食品・農業(食品・飲料・農作物など)
- 卸売(総合商社・専門商社など)
就職したくない業種ランキングの堂々1位は小売・外食業界。
就職したい業種ランキングでも最下位となっており、圧倒的に嫌がられています。
2位には金融系ですが就職したいでは5位、3位は公的機関ですが就職したいでは1位となっており、圧倒的に就職したくないと思われている訳ではありませんね。
就職したくない業種は圧倒的に小売・外食なのですが、もっと酷いのは卸売。
就職したくないでは最下位となっており人気なのかと思いきゃ、就職したいでも小売・外食の一つ上と言う結果。そもそも頭にないと考えられる。
新卒学生が絶対に就職したい企業と就職したくない企業のランキング
大学生の新卒学生が絶対に就職したいと思う企業のランキングなどがありますね。
その2012年度版が発表されました。
男性も女性も人気ランキング上位にランキングされている会社・企業は昔から変わりませんね。
一体何が良いのか、理由なども一緒に掲載されていれば尚いいのですけどね。
絶対に就職したくない企業ランキングと比較
それとは逆に、絶対に就職したくない企業、ワーストランキングも一緒に掲載されているようでして、こちらの方は時勢を反映した感じになっています。
インフラ系で最も安定した会社で人気も上位だった東京電力が、男性女性ともにワーストランキングに入っています。福島原子力発電所の放射能事故の影響で、補償金額が桁違いであり、世間からの目も冷たい、そして今後も更に状況は悪くなると感じている学生が多いのでしょう。
くらコーポレーションという会社も男性・女性ともにワーストにランキングされていますが、一体なにをしたのかと思ったら、ちょっと前に新卒学生と内定を巡って色々問題があったようですね。
ワーストランキングを見ていると、外食産業が非常に多い事が良く分かります。
ブラック企業ランキングでも上位に書かれている外食産業ですが、そういった情報などで人気がなくなってしまったのでしょうね。
ちょっと驚いたのが、楽天やソフトバンク、みずほ銀行、京セラ、キーエンス、大塚商会、そしてなぜかリクルートも、絶対に就職したくない企業にランキングされていますね・・・
これらの企業もインターネットでの情報が元に人気がなくなってしまった様です。
大学生は知らない優良企業ランキングの結果は
しかし、人事コンサルタントなど就活のプロ35人が選んだ「大学生は知らない優良企業辛口ランキング100」というのも存在していて、そちらのランキングでは1位がリクルート、2位が「グーグル」「P&G」「サイバーエージェント」「ホンダ」となっている。
こちらのランキングは非常に面白いですね。
学生が好きな大手であり、残業も少ない、そして安定している訳ですが、人気企業上位にランキングされているのがホンダだけとなっています。
サイバーエージェントはどうか知りませんが、少なくともリクルート、グーグル、P&G、ホンダは完全実力主義の会社です。生半可な意識では続けていく事は難しいでしょう。
しかし、有能な上司や同僚が多く、仕事も多種多様で、業種・職種も多岐にわたって人材が集まっています。
そうした中で仕事を継続していくと、非常に有益な技術や経験が身につき、磨かれます。
もちろん、ネームバリューもあってコネや人脈も広げやすい。
だから、会社を離れ独立していく人材も多いのです。
学生や人事など、視点が違えば会社の見方も変わってきます。
人気企業ランキングは、あまり激変することはないとは思いますが、こういったデータに左右されず、自分に合った企業を見つける事が一番大事ですね。
大学生が選んだ就職したい・したくない会社ベスト10
前にも取り上げた大学生の希望する会社の記事ですが、ワーストランキングの方に楽天がありますね。
他のランキングに大学別の就職先が載っていましたが、楽天へ就職した学生の多いこと多いこと。
楽天に就職した大学として有名な大学から、そうでもない大学まで満遍なくランクインしていました。
これによってどちらかが、かなり偏ったデータと言うことになりますね。完全にあちらの方ですが・・・
女子学生の方に野村證券やリクルートが入っているのは、多分女性で管理職や経営陣に抜擢されているのが少ないというのが、分かっているからでしょう。
しかし、楽天にはそういった情報はないので、ただ単にネットの情報をそのまま信じてしまっていると分かりますね。
男子学生のキーエンスなんて多分入りたくても入れない。
その他の企業に関しては、悪い評判が多すぎてもはやネタとなっている会社ばかりですね。
大手安定企業へ絶対就職したい大学生
一方、絶対就職したいランキングは完全に大手・安定思考が分かり、公務員志望はもっと多いでしょうね。
確かにその気持ちも分かりますし、知らないより知っている会社に入りたいのも分かります。
しかし、現状のランクインしている企業よりも、今後発展しそうなベンチャー企業を探すのも面白いですよ。
私がこれまでいた企業は殆ど全て後に上場したり、発展成長して驚いています。
そうなると、福利厚生や給与面なども大差なくなるというか、勢いが在る・元から在籍している分それ以上になります。
とは言うものの大手企業に一度は勤めるというのは私も賛成で、それを新卒からにするか、経験積んで中途からにするか、ただそれだけの違いでしょう。
新卒だからと行って大手安定企業に入社しやすいなんてことは、絶対にないので注意しましょう。
ましてや、新卒で入社するととんでもない目に会うかもしれないという事も覚えておいて損はないでしょう。
年収1000万円以上の人が就活生に薦める企業、3年連続三菱商事がトップ
以前にも書いた記憶がある年収1000万円以上の人が薦める企業のランキング。
2013年版も発表されており、3年連続三菱商事がトップとなっています。
平均年収1000万円以上の人が、就活生に勧める企業はどこ?
http://bizmakoto.jp/makoto/spv/1302/15/news065.html
平均年収1000万円以上の人が就活生に薦める企業
- 三菱商事
- トヨタ自動車
- ソフトバンク
- 三井物産
- ファーストリテイリング
- 楽天
- Apple
- リクルート
- Amazon
入社を薦める今後有望な業界
- 商社
- ITサービス・ソフトウェア
- 医薬品
- コンサルティング
- 通信
年収1000万円以上の人が入社を薦めない業界
- 証券
- 銀行
- 生保・損保
- 信販・クレジットカード・リース
- 百貨店・スーパー・コンビニエンスストア
IT企業に入社を薦めている人が多くなっており、逆に金融系企業は辞めておけと言った感じに仕上がっています。
調査期間は2012年11月26日から12月3日となっていますので、現在聞いたらまた違った結果になるでしょう。
面白いのはブラック企業呼ばわりされている企業に入れ、逆に安定しているとされている企業には入るなとも見れる。
そこら辺は自分で考えて就職活動をすると良いでしょう。
注目は有望な業界で、商社とIT系でしょうか。
一口に商社とIT系と言っても種類は非常に多く、企業によって全く別の仕事を行う形です。
商品の輸出入・卸だけも商社とされますが、そうではなく材料・資源・部品などといった専門商社は面白い。
IT系も受託ではなく、自社サービスやパッケージなどを開発している企業に期待が集まっている。
双方とも日本企業の弱味であり強みでもあるので、やり方次第で大きな仕事が出来るのが特徴です。
外注も良いが、ある程度の技術者を社内で囲い込む必要があると思われます。