兵庫県宝塚市が就職氷河期世代のみに限った公務員試験を実施し、正規の事務職員として直接雇用を行う事を発表しています。
宝塚市が「就職氷河期世代」を直接雇用へ 全国の市町村で初
兵庫県宝塚市は1日、バブル崩壊後、1990年代半ば以降の就職難に遭った「就職氷河期世代」に限って職員採用試験を行い、正規の事務職員として直接雇用すると発表した。同市によると、氷河期世代に限定した採用は愛知県が続けるが、全国の市町村では初めて。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201907/sp/0012476918.shtml
宝塚市就職氷河期世代限定の職員採用となる求人の募集期間は8月19~30日まで。
対象となるのは高卒以上で36歳から45歳、職務経歴は問わないとありますので無職・ひきこもりでも応募可能な感じです。
9月22日に筆記試験、面接試験は「厳しい時代を生き抜いた思いを重視する」との事です。
この就職氷河期世代採用枠は新卒枠や社会人採用枠とは別枠となり、今後3年間は継続する。
採用は2020年1月1日付、昇任や給与も新卒採用と差は付けないとなっています。
市長の中川智子市長は政府の就職氷河期世代の支援策を逃げ腰とし、「非正規や引きこもりは自己責任でなく、救済しなかった社会の責任。まずは行政が自ら雇用すべきだ」との事。
障害者雇用も含めて考えて良いのかどうか分かりませんが、中々思い切った感じですので、募集開始日までに親御さん含めて検討してみましょう。
氷河期世代限定の公務員採用情報(宝塚市公式Webサイト)
http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/boshu/index.html