長時間残業も以前より減ったと思われますが、皆さんの会社の時間外労働は何時間位でしょうか。
最近では求人情報に残業時間を記載する事が多くなっており、働きやすい職場環境やワークライフバランスと言う求人PRの文言を良く見ます。
長時間残業を行ったとして社名を公表された会社も有り、昔よりは残業に対する考え方もマシになったと言う感じでしょうか。
そんな中、残業の少ない会社ランキングを東洋経済が掲載しています。
残業の少ない会社ランキングは上場企業を対象としたアンケート調査の結果をランキングしており、人手不足の影響からか回答している会社も約32%と以前よりも多いのではないのでしょうか。
しかし単純に残業が少ない会社と言っても給料も低かったら継続する事が困難になってきますので、会社員の平均年収450万円程度を覚えておくと良いでしょう。
残業が少ない会社ランキング
残業の少ない会社ランキングを見ていきましょう。
- 日本フエルト 1.1h
- ハーバー研究所 1.1h
- 北國銀行 1.3h
- 日本ケミファ 1.5h
- クラスターテクノロジー 1.6h
- ジーンズメイト 1.7h
- 山喜 2h
- ダイニチ工業 2h
- 山下医科器械 2.1h
- 東亞合成 2.3h
- キッセイ薬品工業 2.4h
- ケア21 2.5h
- 東洋インキSCホールディングス 3.1h
- 塩野義製薬 3.2h
- 東京ソワール 3.2h
- 丸井グループ 3.2h
- 和田興産 3.3h
- 杏林製薬 3.3h
- ローム 3.6h
- ハウス ロブ ローゼ 3.7h
- あすか製薬 3.9h
- プラマテルズ 4h
- アルフレッサ ホールディングス 4h
- モリト 4h
- IDEC 4.1h
- アスモ 4.2h
- 大倉工業 4.2h
- アキレス 4.2h
- リテールパートナーズ 4.3h
- 住友生命保険 4.3h
- アネスト岩田 4.4h
- コニカミノルタ 4.5h
- グンゼ 4.6h
- 日本新薬 4.7h
- J.フロント リテイリング 4.8h
- 日本山村硝子 4.8h
- 明治安田生命保険 4.8h
- 日清紡ホールディングス 4.9h
- 科研製薬 4.9h
- T&Dホールディングス 4.9h
- ミズノ 5h
- 大日本住友製薬 5.1h
- サトーホールディングス 5.1h
- キヤノンマーケティングジャパン 5.2h
- タキロン 5.3h
- 三信電気 5.3h
- 札幌臨床検査センター 5.5h
- トーア紡コーポレーション 5.6h
- ダイドーリミテッド 5.6h
- FDK 5.6h
東洋経済には100社迄掲載されていますので、残業の少ない会社に興味のある方は確認しておきましょう。
「残業時間が少ない」トップ100社ランキング
https://toyokeizai.net/articles/-/150528
残業少ない会社への転職
残業が少ない会社ランキングには平均年収が300万円程度の会社も有りますが、ブラック企業の一要素である長時間残業はクリアしていますので、業種や職種によっては転職も検討する方もいらっしゃると思います。
主婦の再就職でも子供が小さい場合は残業時間も気になるでしょうし、世帯年収の事を考えるとあえて平均年収が低い企業を選ぶ方もいらっしゃるでしょう。
個人や家庭によって事情が異なると思いますが、残業が多いより少ない会社の方が良いのは間違いないでしょう。
そう言えばケア21は厚労省のパートタイム労働者活躍推進企業表彰の最優良賞を受賞していました。同じく最優良賞のオリエンタルランドは100位迄には入っていませんが公表していないかも知れません。
こうして見ると残業が少ない業界とも言えそうで、繊維・小売/卸・医薬業界の企業が多数を占めています。なぜ残業が少ないのかを考えていくと依り面白いと思います。
年収低いが自分の時間は多い会社、年収が高くて残業も少ない会社。
後者の方に絶対入りたいでしょうけども、そういった企業は中途採用も少なければ、応募資格や条件も狭く受かる可能性は低い。
前者の方は中途採用も多く未経験でも採用されて受かる可能性も高い。
などと分析しても残業が少ない会社は大抵人気が高く応募倍率は相当なものとなりますので、どちらもシッカリと応募・面接に臨みましょう。
残業が多い業界と職種ランキング
口コミ評判から残業が多い業界ランキングと残業が多い職種のランキングが掲載されていました。
残業が多い業界ランキング
まずは残業が多い業界ランキングを見ていきましょう。
- コンサルティング、シンクタンク 83.5時間
- 広告代理店、SP、PR、デザイン 78.6時間
- 建築、土木、設計、設備工事 70.8時間
- 放送、出版、新聞、映像、音響 66.1時間
- 不動産関連、住宅 64.8時間
- インターネット 63.36時間
- フードサービス、飲食 62.03時間
- 情報サービス、リサーチ 58.43時間
- 証券会社、投資ファンド、投資関連 57.47時間
- 住宅設備、建材、エクステリア 56.59時間
- ゲーム関連、玩具 53.71時間
- 印刷、紙・パルプ、書籍、パネル 53.05時間
- SIer、ソフト開発、システム運用 52.66時間
- 人材、コールセンター、業務請負 50.7時間
- 理容、美容、エステティック 49.64時間
- 教育・研修サービス 49.07時間
- インテリア、雑貨、文具、スポーツ 49.07時間
- 食品、飲食 48.99時間
- 旅行、ホテル、レジャー、旅館 48.84時間
- 総合商社 48.72時間
- 監査法人、税理士法人、法律事務所 48.57時間
- 鉄鋼、非鉄金属 47.71時間
- 重電、産業用電気機器、プラント関連 47.45時間
- IT・通信機器(メーカー・商社) 47.19時間
- コンピューター、通信機器、OA機器関連 47.19時間
- 医薬品、医療機器(メーカー・商社) 46.32時間
- 医薬品、医療機器 46.32時間
- 通信、ISP、データセンター 46.19時間
- 生命保険、損害保険 45.7時間
- 機械関連 45.52時
残業が多い業界ランキング1位はコンサルティング/シンクタンク業界の83.5時間、次いで広告代理店/SP/PR/デザイン業界の78.6時間、建築/土木/設計/設備工事業界の70.8時間となっています。
残業が多い職種ランキング
次に残業が多い職種ランキングを見ていきましょう。
- 戦略コンサルタント 86.29時間
- マーケティングコンサルタント 85時間
- CIO、CTO 80時間
- プロデューサー、ディレクター(その他) 72.89時間
- 組織・人事コンサルタント 71.44時間
- 施工管理(建築・土木・設備・プラント) 71.23時間
- 業務プロセスコンサルタント 67.74時間
- インベストメントバンキング・コーポレートファイナンス 67.06時間
- プロデューサー、ディレクター(WEB・モバイル・ゲーム関連) 66.22時間
- 金融商品開発 66.15時間
- パイロット 63.33時間
- 物流コンサルタント 61.67時間
- 財務・会計コンサルタント 61.38時間
- セキュリティコンサルタント 61.38時間
- CFO 61.11時間
- デザイナー(その他) 59.99時間
- 投資研究・アナリスト・エコノミスト・ストラテジスト 59.23時間
- 店舗開発・FC開発・店舗管理 59.14時間
- 設計(建築・土木・設備・プラント) 58.94時間
- 研究・開発(医療用具・医療機器) 56.67時間
- 広報・広告宣伝 56.26時間
- ネットワークコンサルタント 56.04時間
- 法人営業 55.94時間
- 営業マネージャー・営業管理 55.89時間
- DB構築・設計エンジニア 55.43時間
- その他クリエイティブ系 55.23時間
- 販促 54.51時間
- 会計士・税理士 54.12時間
- その他専門職系 53.66時間
- プロジェクトマネージャー(汎用系) 53.21時間
残業が多い職種ランキング1位は戦略コンサルタントの86.29時間、次いでマーケティングコンサルタントの85時間、CIO/CTOの80時間となっています。
ホワイトカラー業界と職種は残業が多い
残業が多い業界と職種ランキングの口コミ結果ではありますが、コンサルタント業界とコンサルタント職種などホワイトカラーは軒並み残業が多くなっています。
その業界や職種の経験者で有れば大体の残業時間は分かると思いますが、同業界異職種、異業界同職種での転職時には分からないと思います。3位となっている建設業界もブルーカラーではなくホワイトカラーの残業時間が多いです。
企業によっても残業時間も変化しますが、業界や職種別の残業時間の目安として参考にしてみると良いでしょう。
求人ごとに残業時間が明記されている事も多くなっていますので、業界や職種別の残業時間と比較してみるのも良いでしょう。