希望退職の募集を発表する企業が増えていますが、昨年に希望退職を募集した上場企業は36社で、希望退職の募集人数は1万1351人となっています。一昨年は過去20年で最小だった反動の様な形となってしまいました。
今年に入ってからも既に希望退職の募集を発表している企業が多くなっており、この調子で行くと昨年を越えてしまう勢いです。
ホワイト企業による希望退職の募集
ここ最近で希望退職の募集を発表した企業を見ていくと、ホワイト企業と呼ばれている企業が多い事が分かると思います。
ホワイト企業と呼ばれていなくても、平均年収ランキングや平均勤続年数ランキング、ならびに離職率低い企業ランキングなどで上位に入っている企業ですね。
公表されていないホワイト企業の希望退職も含めると更に多いでしょう。
ホワイト企業ランキングが崩壊
ホワイト企業による希望退職の募集が増加している訳ですから、ホワイト企業ランキングが崩壊していると言い換える事も出来ます。
希望退職者が多いと言う事は、先程の平均年収ランキングや平均勤続年数ランキング、離職率低い企業ランキングなどは大幅に影響を受けますから、若手社員が多くなれば平均年収は下がり、平均勤続年数も短くなり、離職率も高くなります。
ホワイト企業ランキングは参考程度にしておくと良いでしょう。
ホワイト企業ランキング、離職率0や低い会社はどこ?
http://lifesloves.wp.xdomain.jp/archives/68120695.html
ホワイト企業からブラック企業へ
ブラック企業を優良企業、所謂ホワイト企業へ変えることが出来ると以前書きましたが、ホワイト企業による希望退職が増えている現状、ホワイト企業からブラック企業へ変わってしまう企業も出てくるでしょう。
ブラック企業を優良企業に変えることはできる
http://lifesloves.wp.xdomain.jp/archives/66348174.html
人手不足な会社なのに希望退職で人員削減したら職場環境が悪くなる事が多いですから、希望退職を募集して人員補充をしないホワイト企業はブラック企業へ変わってしまう可能性が高いと言えるでしょう。
ホワイト企業の希望退職募集が増えた理由
なぜホワイト企業による希望退職の募集が増えたのかと言うと、ブラック企業からホワイト企業へ転職した人の感想などで分かります。
ブラック企業からホワイト企業へ転職した人の感想として挙げられている事は、
- とにかく能力が低い無能社員が多すぎる
- 何もしない人がいる事に驚く
- なぜか給料が高い人が沢山いる
この様な感想からホワイト企業の特徴として、何もしない無能社員が多いのに給料が高い人が多いとなります。
という事で、ホワイト企業の希望退職募集が増えた理由が分かると思います。
希望退職に優秀な社員が応募して辞めてしまう
こういったホワイト企業が希望退職の募集をすると、無能社員ではなく優秀な社員が希望退職に応募して辞めてしまう事も特徴として挙げることが出来るでしょう。
そんな中、経団連が終身雇用や年功序列に代表される日本型雇用の見直しを労使交渉の方針として掲げており、解雇規制の緩和は見送りでしたが希望退職による人員整理、退職勧奨を増やしたい意向を示しています。
これら経団連の方針もホワイト企業による希望退職の募集が増えた理由の一つでもあるでしょう。
無能社員を高評価として高年収としてきた経団連企業が、実力主義の評価制度を導入する事も明らかとなっていますので、社内のゴタゴタが嫌いな方は転職をしましょう。
転職する前に転職エージェントで年収査定を行なっておきましょうね。
おすすめ転職エージェントの比較と評判
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