独立行政法人の経済産業研究所が職業資格に関してのレポートを公開しています。
職業資格制度と労働市場成果
http://www.rieti.go.jp/jp/publications/nts/17j009.html
下記投稿の様に、需要がある資格、定年後も稼げる資格、年収が上がる資格、不況に強い資格などは多くの人が気になっていると思います。
今回のレポートでは、就業者の半数以上が何らかの職業資格を取得しており、医療福祉、教育、建設業、運輸業、金融・保険業、不動産の業界では就業者の7割以上が職業資格を取得していると結果が報告されています。
有資格者を年齢別に見ると30代と40代が多く、就職氷河期世代と就職超氷河期世代が資格を取得して仕事に繋げていた事が分かる。
学歴別に見ると大学や大学院で資格を取得した人が多いが、専門学校で取得した人が非常に多くなっている。
では実際に資格は仕事に繋がっているかの調査では、資格使用者の方が不使用者よりも多く、年代別では30代は40%を越え、40代・50代・60代も40%近い。と言うことは繋がっていると言う事になる。更に有資格者の方が就労率が高いデータも出ており、確実に仕事に繋がっている。
資格によって年収は上がりますが、結果としては年収20万円から30万円の差が出ています。
資格が仕事に繋がっていると書きましたが、繋げたが正しい。
就職氷河期世代と就職超氷河期世代、そしてバブル世代は、とにかく資格を取得した。
資格取得が流行りの時も有ったが、そうせざるを得ない状況も有った。
自分に向いている職業は?何て考えている時間など無く、とにかく資格を取得した。
資格が取れたから現在も仕事に活かせている反面、資格に囚われている部分も有る。
しかし、資格を活かした仕事にメリットとデメリットが有る様に、資格なしの仕事にもメリットとデメリットが有ります。
ですから資格を活かした仕事をする事は間違いでは有りません。
資格を取れるならば取っておいて損は無い。