中高年人材が要る企業と要らない企業、ネスレ日本が60歳以上のシニアスペシャリスト採用を開始

バブル世代の中年や団塊の世代の高齢者人材を必要としている企業と必要でない企業が有りますが、基本的には『シニア人材』で有れば幾つになってもどうぞと言うスタンスの企業が主流となっています。
シニアは高齢者と言うイメージが付いていますが、一応Seniorは『上級』と言う意味で使用する事が多いです。
少年野球のリトルリーグとシニアリーグの使用方法と同じで、Senior Engineer、Senior Vice−Presidentなどです。
要は役職経験の有る『シニア人材』で有れば幾つになってもどうぞと言う事です。
40代後半から50代の中年バブル世代を希望退職の対象とする企業が徐々に増加していますが、中年バブル人材が要らない企業も有れば、中年バブル世代だけでなく団塊の世代の高齢者人材も要る企業も増加しています。
第四新卒採用で話題になった森下仁丹の中年世代の中途採用を見ても分かる通り、暇と時間と金だけでなく経験と能力を持て余した中高年人材で有れば採用する方向性ですね。
森下仁丹が中高年を対象とした年齢不問の『第四新卒採用』を開始

東証2部上場の森下仁丹が40代や50代など中高年を対象とした年齢不問の中途採用を行っています。 森下仁丹『第四新卒採用』ページ 第二新卒は...
森下仁丹の中年採用『第四新卒採用』に1600人の応募者
以前紹介した森下仁丹が行っている第四新卒採用。 森下仁丹が中高年を対象とした年齢不問の『第四新卒採用』を開始 オッサンも変わる日本も変わると...
森下仁丹の中高年求人には最終的に2000人の求職者が応募しており、最高年齢は72歳。
採用したのは10人でしたが、応募者の中高年人材は皆熱い志望動機だったとあります。
さて、森下仁丹が中高年人材限定の中途採用を行った理由は上記ページでも説明している通り、ある年齢層の社員がスッポリ抜けているからです。
逆にバブル世代を退職金上増ししてでも辞めて欲しい理由は、ある年齢層の社員が異常に多いからです。
何年か前に社員の年齢層のバランスについて書いていますが、経済が疲弊し不況の内は気付きません。
経済が回復し需要が有る現在だから気付いたのです。
多くの企業は長きに渡る不況時に若手社員を人員削減の対象としてきました。現在行われている希望退職などの人員削減の対象は中高年層です。
中には不況時に解雇され、今度はコスト削減で希望退職迫られなど、当時は若手いま中年という方もいらっしゃると思いますが、前述の通りシニア人材を欲しい企業は今後増えますので中途採用の求人情報は確認しておきましょう。
シニアスペシャリスト採用(ネスレ日本)
https://www.nestle.co.jp/recruit/senior
上記はネスレ日本の採用ページですが、シニアスペシャリスト採用となっており、応募対象年齢60歳以上です。長々とこのページで説明した様に『シニア人材』の求人、嘱託社員からの正社員登用も有り職種も複数ですので意欲の有る方は応募を検討してみて下さい。
しかし、希望退職後や定年退職後は異なる業界や職種で働きたい方も一定数いらっしゃいますし、中高年全員がシニア人材では無い事は前述の通りです。
企業側も人手不足でシニア人材でなくとも誰でも良いなど中高年採用を行う場合も多く中小企業と中高年求職者の人材仲介サービスやマッチング交流会なども増えています。
この意識の違いにミスマッチも非常に多い事が現状の課題となっている。
森下仁丹やネスレ日本の様にシニア人材としての採用と、誰でも良いから来てくれ採用では全く異なり、中高年求職者側も中高年で有るがゆえの高給与を求めますし、再雇用での低賃金が嫌で高賃金を求める方もいらっしゃいます。
希望退職後や定年退職後は異なる業界や職種で新たに働きたい方は、その点を留意しておくと良いでしょう。
業績や経歴を主体にするより、経験や能力の応用性を説いた方が採用担当には分かりやすいです。