話題が豊富な攻めるスタートトゥデイ、送料自由の次はプライベートブランドの年内展開を発表

ZOZOTOWNで知られるスタートトゥデイがファッションプライベートブランドを年内にも販売を開始する事を前澤友作社長が決算発表で明かしました。
先日は送料自由で話題となったスタートトゥデイですが、ファッションブランドの立ち上げの方が驚きです。
究極のフィット感をコンセプトに年内に日本、来年度から米国、ドイツでの販売を予定しているとのこと。実店舗での販売や卸は行わずZOZOTOWNでの通販のみでの販売。
アパレル業界は数年前から低迷しており、倒産件数も高い水準となっています。
有名ブランドの撤退やリストラも相次いでいる中でのPB展開ですから、攻めの経営ですね。
ご存知の通りZOZOTOWNはファッション通販サイトですので、卸している各ブランドと競合する事になります。もちろんファーストリテイリングやしまむらとも競合する事になります。
素材やデザインに自信を覗かせていますが、このタイミングで参入すると言う部分に注目。
現在アパレル業界で主流となっているのはファストファッションとスポーツファッション。
各ブランドはマーケティングを見誤り軒並み出遅れ、低価格帯ファッションブランドとスポーツ用品ブランドが台頭しています。上着だけでなく下着も同様になっており、各メーカーは素材の良さを最大限に活かしたデザインに注力しています。単なる見栄え上のデザインではなく、縫製や裁断など細部に至る部分のデザインです。シームレスなんて良い例ですね。
しかしZOZOTOWNで販売されている製品は、どちらかと言えば従来型の延長であり、所謂売れている商品とは異なる。ユニクロやしまむらとは違うと言う部分で成功した割合も大きい。
前述の出店ブランドとのデザインや価格帯に関して前澤社長は競合しないように配慮すると言及しており、売れているものをコピーする様な卑劣な真似はしないと述べている事から、ユニクロやしまむらと競合する可能性が高いですね。
さて次にアパレル業界が不振となっている理由の一つである個人消費の低迷があります。
ファッションに興味がなくなったとは考え難く、ファッションに遣う資金が無い方がシックリきます。
個人消費に関してスタートトゥデイは実証実験を行なっており、ツケ払い、送料自由などがそれ。
ファッションに興味は有るが金が無いと言う事が明らかになっている。
景気回復基調ではありますが個人消費は中々改善していませんので、やはりユニクロやしまむらなどと競合すると思われます。ユニクロは実店舗と通販、しまむらは実店舗で販売されており、若年層だけでなく中高年層もしくは子供用の取り込みも順調。この点ではZOZOTOWNは厳しいと思われます。
国内ではユニクロとしまむら、海外展開ではZARAやH&Mが当面の競合相手となります。
ユニクロはスポーツ系にも注力しており、しまむらはネット通販への参入も残していますので、ZARAやH&Mを相手にするより面倒臭いと考えられる。
この様な状況での参入ですから、非常に注目です。