日本の人材不足職種と世界の人材不足職種ランキング

日本で人材不足を感じている企業は86%、世界一人材不足感が強い結果に
人材不足を感じている世界の機関・企業は、前回の結果を2パーセント上回る40%に達しています。国別では、86%の日本が昨年に引き続き、世界で最も人材不足感の強い国となり、続いて台湾(73%)、ルーマニア(72%)、香港(69%)、トルコ(66%)という結果でした。
http://www.yomiuri.co.jp/adv/life/release/detail/00033819.html

人口減少に伴い企業の人手不足が問題となっていますが、人口減少による影響ではなく、現在の人手不足は需要増しでの人材不足の傾向が強いです。

強いて人手不足と言うならば18歳以下の超若手が足らないといった感じでしょうか。

人手不足に関して様々な調査結果が発表されていますが、人が足らない事で話題に挙がる業界と言えば建設業界と物流業界。

その建設業界では、日本建設業連合会(日建連)の中村満義会長(鹿島会長)が、建設業界は当面人手不足にはならないと述べており、着工件数の減少の方が職人の減少幅よりも大きくなっており、むしろ人は余っているとの見解。
更に賃上げなど待遇を改善すれば人手不足も解消出来ると考えを示しています。

一方の物流業界は完全に人手不足となっており、特にドライバー不足が深刻で40歳以上が大半を占め内15%は60歳以上。
10代どころか20代も30代も足りていない状況となっています。

企業規模別の人手不足感は大企業ほど既に解消しており、中小零細企業ほど人が足りていない。

ここ数年間で一気にホワイト企業ランキングに掲載されるような優良企業や大企業が求人を行っていましたので、経験者はサッサと転職しており、現在転職市場も一段落しています。

さて、人手不足業界は分かりましたが、人材不足となっている職種は何でしょうかね?

人材会社の人材不足調査では以下のようになっており、日本と世界の人材不足職種ランキングとして掲載されています。

人材不足を感じている職種ランキング

日本

  1. エンジニア(機械・電気・土木のエンジニア)
  2. ITスタッフ(開発者、プログラマー、データベース管理者、ITリーダー/マネージャー)
  3. 営業/販売職(営業担当、営業アドバイザー、小売販売員)
  4. 会計・財務スタッフ(仕訳入力担当、公認会計士、証券アナリスト)
  5. 営業マネージャー

海外

  1. 熟練工(電気技師、大工、溶接工、れんが職人、左官、配管工、石工など)
  2. ITスタッフ(開発者、プログラマー、データベース管理者、ITリーダー/マネージャー)
  3. 営業/販売職(営業担当、営業アドバイザー、小売販売員)
  4. エンジニア(機械・電気・土木のエンジニア)
  5. 技術者(製造、オペレーション、または保守技術者)

人材確保が困難な理由ランキング~日本

  1. 応募者不足/応募者がいない 29%
  2. ヒューマンスキル不足 20%
  3. 専門技能不足 17%
  4. 経験不足 14%
  5. 給与面(提示額を上回る額を希望) 8%

人材不足解消のための戦略ランキング~日本

  1. 既存スタッフへの研修・能力開発 22%
  2. 業務をアウトソーシング 22%
  3. 新たな人材調達戦略を検討 21%
  4. 採用時により高い給与を提示 16%
  5. 既存人材プール外から採用 15%

人材不足の職種は日本も世界も似たようになっていますね。

求人出しても応募がない

前述の通り転職も一段落している小康状態ですので、求人を行なっても応募が無いという企業は非常に多いです。

人材不足の解消方法としては業務アウトソーシングが主流となっており、BPOサービス会社やグループ会社としてシェアードサービス会社が多くなっています。それらサービス会社にリソースを集中させ育成するパターン。

人が足らないなら足りてる企業に頼めば良いじゃない?という方式ですね。

中核事業で人材不足となってしまっている場合は、やはり待遇改善や従来通りの採用を変える必要が有ります。
中小零細企業となると採用戦略など無いでしょうが、人材の取り合いとなっている現在で無策は厳しいと思います。