中小企業賃上げ額が大手・中堅企業を初めて上回る春闘、人手不足と賃金格差

2016年の春闘交渉も、既に回答・妥結となっている企業も多くなっています。
金属労協の集計によると中小企業の賃上げ額が集計開始以来初めて大企業の平均賃上げ額を上回ったと報道されています。
3月末日時点での賃上げ平均額は、社員数1000人以上の大手企業で1122円、社員数300人以上999人以下の中堅企業で1128円、299人以下の中小企業で1281円となっています。
連合の第3回集計結果では中堅・中小労組が中心の回答だったが賃上げ平均額6239円となっている。
中小企業の賃上げが相次いだ背景としては、人手不足と賃金格差が理由として挙げられており、これ以上大企業との格差を放置出来ない状況となっているそうです。と言う事は、これ迄は放置していたのだろうか。
大企業のベースアップは抑制されていますが、実際には待遇改善を実施しており、定期昇給分は殆ど維持している。中堅企業でもベア重視と言うよりも、労働環境の改善を実施する企業が多くなっている。言われている様に契約社員など非正規社員の待遇改善もその一環。
賃上げすれば社員は辞めないと言う考え方も分かりますが、時代は結構変化し始めており、春闘に求められる事も多様化しています。
下手にベアを実施して経営が苦しくなるよりも、如何に働きやすい職場環境を構築出来るかも検討して欲しいところですね。