21世紀の資本論のトマ・ピケティ、アベノミクスのトリクルダウン理論や消費税増税も懐疑的

トマ・ピケティ「アベノミクスは日本人をハッピーにするか?」
過去の経済学の大物たちの著作とトマ・ピケティ氏の著書『21世紀の資本』との大きな違いは、所得と富の分配という経済学の中核テーマについて、前者がもっぱら理論が主であるのに対し、後者は長期にわたる膨大なデータを集めて分析した点である。歴史の経過と世界中の協力者、IT技術が進歩した現在において初めて成しえたことだ。
http://president.jp/articles/-/15163

経済学者で著書21世紀の資本論が話題となっているトマ・ピケティ氏。
21世紀の資本
21世紀の資本
つい最近には日本にも来日しており、アベノミクスや消費税増税に関しても感想を述べています。
もともと格差社会に関しての専門家ですが、昨今の日本の状況に似ている事も有り様々な話題となっていますね。経済書がベストセラーとなるのは珍しい。
ピケティ氏の主張はアベノミクスのトリクルダウン理論とは異なると言うよりも、トリクルダウン理論が上手く行った為しが無いので、違う方法を取りましょうと言う感じです。
日本の消費税増税に関しても同じで、消費税を上げる事での納得のいく説明が無いと述べています。ピケティ氏は若年層への手厚い優遇制度を主張しており、それもまた世代間で話題となっている様ですね。
格差に関しては先日OECDの調査結果によって経済先進国でも拡大している事が分かっており、日本も格差が拡大している国となっています。
富の分配と言った言葉も度々挙げられますが、こちらもピケティ氏と同じ様な意味合いで、低所得層への手厚い社会保障制度が題材です。
これに対しハーバード大学教授でアメリカの経済学者グレッグ・マンキュー氏は、格差があって何が悪い?ピケティ氏は金持ちが嫌いなのだろう。などと真っ向から反論。
さて、このグレッグ・マンキュー氏のアメリカは先日のOECD調査では、加盟先進国の中で4番目、G7主要先進国の中では圧倒的トップで格差が拡大しています。
一方ピケティ氏のフランスはアメリカは勿論、日本よりも格差は拡大していません。
しかしながら世界経済や税制は一個人ではどうしようも有りませんので、低所得層から抜け出すには転職による待遇改善は最も早い手段でも有ります。
と言うことは、アベノミクスによって求人募集が増えたのは効果的と考える事が出来ますね。ベースアップ半ば強制や、ブラック企業対策も社名公表する様ですし、年功序列も徐々に廃止方向へと向かっている。解雇規制に関してはまだ分かりませんが、議論はされています。出生率と経済の関係は私には分かりませんが、少子高齢化の人手不足と言う名の人口減少問題は移民で解決したがっていますね。
この様な感じで日本でも幾つかの若者への対策を行っていますが、その殆どは企業側へ依存しており、税制に関しては逆に増税していますので、この点がピケティ氏も懐疑的な部分なのかも知れません。
ピケティ氏の著書21世紀の資本論がベストセラーとなっていると言う事は、格差を感じている人が多く、経済に関して何かしらの興味を持つ方が増えてきたのでしょうね。