円高のメリット活かし国内企業の海外企業買収M&Aを上手く活用

サブプライムローン問題、リーマンブラザーズの破綻がきっかけとなり、全世界を巻き込んだ金融危機から、日本円の独歩高状態が続いています。
東日本大震災で円が売られるかと思いきゃ、今度はアメリカの債権問題やEUヨーロッパの財政破綻や経済危機などで更に円高の様相になってしまっています。
現在でもドル円相場は76円代を行ったり来たりと数年前の120円代が信じられない位の円高となっています。
製造業を中心として、輸出関連企業が利益を大幅に下げているのはニュースでも話題となっており、皆さんもご存知でしょう。
トヨタやホンダ、日産といった自動車産業、東芝、シャープ、ソニーといったパソコン電化製品産業、などなど多くの企業が円高によって利益を縮小させています。
こういった海外への輸出産業を中心にした企業側は、円高に歯止めをかけて欲しいと政府へ文句をいったりしていますが、はっきりいって筋違いと感じています。
円高には円高の、円安には円安のそれぞれ良い部分、悪い部分がある訳で、自分達を中心にして金融市場は動いているわけではありません。
それを良く自覚して欲しい発言は、所々に散見する事ができます。
しかし、賢い企業はこの円高によるメリットを活かして積極的に行動している企業も多くあります。
円高と言う事は、輸入製品など海外の製品が安く買えると言う事は分かりますよね。
そう、過去の記事でも書いていますが海外企業も安く購入する事が出来ると言う事です。
これまでもチャンスはありましたが、なぜか日本企業は海外企業の買収・M&Aに関して消極的でした。
グローバル化と何度も言っている割には、海外への進出をしなかったりと意外と矛盾していました。
もしかしたら、前回の円高から更に円高にふれると予見したのかもしれませんね。
そして、どの通貨に対しても円独歩高となった今や、世界中の海外企業を割安で買収できるようになりました。
これ以上円高になる可能性もありますが、はっきりいってお買い得なのはいうまでもありません。
記事の日清紡績もそうですが、ちょっと前辺りから海外企業の買収・M&Aが活発になってきました。
ようやく、この円高のメリットを経営陣が飲み込めたのかは分かりませんが・・・
日経にこんな記事もありますね。
3メガ銀、海外M&A融資を本格化 1~7月は7000億円
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C889DE1E7E3E1E5EBE6E2E0EAE2EBE0E2E3E39797E3E2E2E2
どうやら国内の銀行各社も本腰をあげそうな感じもありますが、どうでしょうかね。
いずれにしても、円高で苦しい企業もあれば、円高をチャンスと見ている企業、実際儲かっている輸入業などもある訳で、偏った見方はビジネスチャンスを見失う。