ゴパンに学ぶヒット商品のマーケティング

パナソニックと合併した三洋のヒット商品ゴパン。

家庭で手軽にパンを作れるとあって、受注が中止されていましたが、販売再開されましたね。
販売再開されても、依然として人気は高く、家電量販店より通販で探した方が早いです。
しかし、なぜゴパンはここまでヒットしたのでしょうか。
ホームベーカリー市場は元々そこまで大きくありませんし、他のメーカーも製造している為、こんなにゴパンだけが売れている現象というのは珍しいです。
確かに家庭で簡単にパンを作れるのは便利ですが、お米からパンを作れると言う部分が人気の理由でしょう。
では、お米でパンを作れたからと言って人気になるのかと疑問を持っている方もいると思います。
なるのです。
最近、米粉という小麦粉のお米バージョンがあるのをご存知でしょうか。
近年パスタなどの小麦製品におされ、お米自体が人気低迷していました。
米粉は小麦粉よりもヘルシーで、その出来栄えの食感が徐々に認知されていました。
しかし、小麦粉よりも価格が高く、そこまで普及しているとは言えない状態が続いていましたね。
では、どういった人達に米粉が人気になっていたのでしょうか。
それは、アレルギーを持ったお子さんがいる家庭がとても多いのです。
近年、アレルギーを持った子供が増えているのは知っていますでしょうか。
原因不明で急にアレルギー体質になってしまい、パンはもとより卵や乳製品などが食べる事ができなくなってしまいます。
そういった家庭では、米粉は非常にありがたい救世主だったのです。
アレルギー体質の子供たちに焼きたてのパンを食べさせてあげたいと願うユーザーは多く、クックパッドなどにもアレルギーの方でも食べれるレシピが多く載っていました。
そんな中、登場したのがゴパンです。ここまで説明したらもうお解かりでしょうね。
お米からパンを作る事ができるということで、アレルギー体質の子供もつ家庭や、健康志向のユーザーに支持され一気に話題になり、品薄と言う事もあいまって、とんでもない売り上げになったのです。
あの時期にゴパンを開発し製造した三洋は、マーケティングがしっかりしているんだなぁといった印象を受けました。
消費者が今なにを求めているのかを調査したマーケティングと、それをしっかりと反映した製品、これは売れないわけが無いですね。
しかも、ほとんど宣伝せずに口コミだけで広まったという所も計算済みでしょう。
こういったヒット商品を分析していくのも楽しいですね。
しかし、三洋はそういったマーケティングを他の分野に活かせなかったのが痛いですね。